設計に体力を使う

注文住宅は設計に体力を使うのがデメリット?


注文住宅は、「体力を使う」という言葉を、まわりの人から訊いたことがありませんか。間取りや空間が自由に設計できるのが注文住宅のメリットですが、じっさいに建てるとなるとかなりの体力を使うというのがデメリットです。注文住宅を建てる場合、仕事が休みの度に家族そろって、依頼先の建設会社に足を運ばなくてはなりません。間取りや使用する建材の、仕様打ち合わせのためです。仕様打ち合わせの中でも、とくに間取りや空間の設計は、決めないことには建築確認申請ができません。建築確認とは、建てる土地に定められた建築条件を満たし、建築許可をもらうことです。建築許可をもらわないことには、建築を始めることができません。注文住宅を建てる場合、住宅ローンのつなぎ融資(住宅の完成まで金融機関が融資すること)で土地を購入するケースがほとんどですが、工事が遅れるほど金利が増えてしまいます。

注文住宅の設計に時間がかかるのはなぜ?


工事が遅れて金利が増えると、資金計画上の毎月支払額が高くなってしまいます。そのため、できるだけはやく設計をして建築確認をもらう必要があります。しかし、毎週仕事の休みの日に、打ち合わせの時間をつくることは難しいというのが現実です。仕事が終わった夜の時間や、休憩時間などの空いた時間を利用する必要があります。自分が思った通りの設計で、すべて許可がおりれば短時間で設計は終わるのですが、許可をもらうためには建築条件を満たす必要があるため、かなりの時間が必要です。建築条件には、建ぺい率(土地の面積に対する1階の建築面積)、容積率(土地の面積に対する建物全体の床面積)の制限や、建物の高さ制限(階数や屋根の高さ)、構造上の制限(天井高や幅)などがあります。すべての条件をクリアして建築許可がおりれば、やっと設計が終わりです。このように、注文住宅の設計は、かなりの時間と体力を使うことが必要になります。

建売住宅を購入する際は、間取りの変更や増改築が難しいケースもあるということを理解しておくことが大事です。