入居までの時間が長い
細部にまでこだわれるから手間がかかる

家の外観や間取りはもちろん、使用する木材や設備の種類など、すべてを自分好みに指定できるのが注文住宅です。念願のマイホームなのですから、徹底的にこだわりたいと考えるのも当然のことでしょう。しかし、建売住宅やマンションなどに比べて自由度が高い分、手間がかかることも事実です。土地を所有していない方は、土地を探すところから始めなくてはなりません。業者とは打ち合わせを何度も重ねる必要があり、最終的な設計図面が完成するまでにも時間を要します。他には、契約に関する各種手続きが必須ですし、家を建てる施工期間も当然必要です。個々のケースにもよりますが、家づくりを始めてから完成までに1年以上かかった例もあるそうです。
施工期間は業者によって異なる
注文住宅を請け負う業者には、ハウスメーカー・工務店・設計事務所の主に3種類があげられます。業者によって施工期間が異なる傾向にあり、3つの中ではハウスメーカーが短いといわれています。ハウスメーカーでは「○○シリーズ」といった商品を展開していることも多く、ある程度規格化されているため工期が短くて済むのです。一方で工務店・設計事務所では、依頼主の要望をもとに、いちから作り上げていくスタイルが基本になります。そのため、設計の打ち合わせに時間がかかりますし、特別な仕様になるほど工期も長くなりがちです。とはいえ、必ずしもハウスメーカーなら工期が短いというわけではありません。契約前に施工期間を確認しておきましょう。